エンストの6つの原因と対策

エンスト（engine stall）は、エンジンストップとも言われています。

原因は、ガス欠の他にクラッチ、シフトの操作ミスなど、エンジンが回転し続けるための条件が整わない事にあります。

AT車でブレーキやタイヤをロックするような操作があると、エンストすることがあり、エアフロメーターのよごれやエンジンコントロールユニットの整備不良で、燃料調節が不良であればエンストします。

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走行中に「ストン」とエンストした場合は、電気系の不具合により点火プラグが発火していないことがあり、点火プラグが劣化すると、電極隙間が広がって点火性能が維持できなくなります。

電気は、バッテリー→コンダクター→イグニッションコイル→ディストリビューター→スパークプラグ→エレクトリックアークして→シリンダーに至るため、故障があるとエンストの原因になります。

バッテリーの寿命や損傷など、発電機の故障ヒューズボックス、バッテリー、バッテリーハーネス、オルタネーター（発電機）なども、絶縁の劣化や接続部の緩み、取り付けの不良などがエンストの原因となります。

新しく取り替えるバッテリーを自動車に適合しない形式（容量や端子の違い）で使用すると、エンストの原因になります。

バッテリーの高さや端子の形状、端子の位置の違いに注意しましょう。

また、エンジンのシリンダーピストン部、カムシャフト、コネクティングロッド、クランクシャフトの異常でもエンストします。

燃料は、フィルターフィラーからポンプに至、タンクからリターンパイプ、フィードパイプ、プレッシャーレギュレーター、ペーパーパイプ、デリバリーポンプ、パイプからインジェクター、チャコールキャニスターと伝わってエンジンへ噴射されまから、故障があればエンストに至ります。

エンジンがギクシャクして、徐々に止まって行くのは、燃料ポンプの故障やフィルターや燃料ホースの目詰まりなどがあります。

ガス欠の繰り返しは燃料ポンプの空転が多く、燃料ポンプの内部が破損している可能性があります。

アクセルを踏み込んだ際に、エンストする場合は、燃料噴射を制御しているセンサー類が故障していることもあります。

アクセルをオフにするとエンストする場合は、エンジンに空気を送り込むスロットルバルブを制御するバキュームセンサーなどの故障が考えられます。

アクセルを踏むとスロットルバルブが開いて吸気量が増え、それに合わせて燃料が噴射される構造なっているためです。

スロットルバルブやスロットルボディを洗浄するとアイドリングの低下やエンジンの不調が改善されエンストしなくなることもあります。

エンストに併発して「シュー」と異音があったら、エンジンの周囲にあるゴム製のパイプやホースにヒビ割れが起こり、エア漏れでエアの吸い込みが起こっていると思われ、インテークマニホールドやエアクリーナーにつながるホースやパイプが劣化損傷している可能性があります。