スタッドレスタイヤ装着上の注意点

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スタッドレスタイヤは冬の雪道には欠かせない物です。

履いてないと履いているとでは雪道の安心感は違います。

一般的なイメージだと万能なタイヤと思いがちですが、スタッドレスにも注意点は何点かあります。

それをこちらで紹介しておきますので、スタッドレスを装着する方は頭に入れておいてください。


スタッドレスタイヤは万能ではない

スタッドレスの性能は履いた人のみしかわかりませんが、乗った人はその乗りやすさに驚きます。

雪の上なのにアスファルトの道路を走っているような感覚に陥るほどです。

この感覚でついつい普通に運転をされてしまう方がいらっしゃいますが、スタッドレスタイヤでも雪の上では滑る時は滑ります。

このことを常に頭に入れておいてください。

急が付く運転をしないのはスタッドレスタイヤでも一緒です。

スタッドレスは全てのタイヤにつける物

これもスタッドレスの過信からくるものだと思います。

スタッドレスタイヤを駆動部もしくは前タイヤのみ使用する様な使い方はやめてください。

国土交通省からも全部のタイヤに装着をするように注意喚起をしています。

決まったタイヤのみに使用するのはバランスを崩しスリップ起こします。

カーブが曲がり切れなかったり、止まる事が出来ない。などといった事が起きます。

必ず4本ともスタッドレスタイヤを装着してください。

また、その危険性は動画でも説明をされています。

雪道を走る方は一度目を通しておくといいでしょう。

スタッドレスタイヤは雨に弱い

スタッドレスタイヤは雪に強いので、その延長線上で雨にも強いと思いでしょうが、実際は弱いのです。

これはタイヤの特性が裏目に出てしまった結果です。

スタッドレスタイヤはタイヤの溝が深く柔らかいのです。

これにより雪でも設置面積を増やすことが可能となり。雪でも滑らずに車を走らせることができるのです。

また、スタッドレスは雪のをつかむために水分を吸収する性能があります。

水分のない氷は滑らない原理と一緒で、タイヤが接する場所をドライの状況に作り上げるのです。

これが雨の日には裏目になります。

タイヤは大量の水を含み、タイヤの表面に水膜を作ることなりその結果、水の上を転がる様に車がすべることとなるのです。

この現象はハドロプレーニング現象といい。現象が起きた時は事故になる確率がグッと上がります。

水の上を滑るので、滑っている間は何をしても無駄です。

コントロールが不能になります。

起きる条件としては雨が大量に降っている日です。

その上、スピードを出している時です。

この2点がそろった時に起きる確率が高くなります。

スタッドレスはこの起きる確率は上げるタイヤでもあるので、雨の日や雪でシャーベット状になっている時などは慎重に運転をしなくてはいけません。

ノーマルタイヤよりも発生率が上がることを理解して、運転をすると良いでしょう。

スタッドレスが使えるのか見極める

スタッドレスを持っている方は確認をしてください。

今のままでスタッドレスが使えるのかどうか点検をする必要があります。

スタッドレスもタイヤ。寿命があります。

劣化や溝の減りを見て使えるのかどうか判断をしてください。

特に劣化をしている時、タイヤの柔らかさが失われているので交換をしてください。

溝もプラットフォームを見て頂ければわかります。

プラットフォームがほかの溝と一緒の高さになっている物は買い替えです。

タイヤの交換年数の目安は約2年~3年と言われています。

ですが、上記の2点をクリアしている場合は使用することは可能です。

その逆もありますので、タイヤの状況を見て判断すると良いでしょう。

余談ですが、スタッドレスタイヤを購入した場合は保管場所を確保してください。

タイヤなどは湿気と直射日光を嫌います。

保管する際は日陰で風通しの良い所で保存をするとタイヤの寿命が長くなります。

また、ホイールが付いた状態のスタッドレスタイヤは横積みで保存すると良いでしょう。

スタッドレスタイヤを装着した状態でも雪道は万能ではありません。

過信をせずに余裕を持った運転を心がけましょう。

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