冷却液の点検と冬対策

Early Storm

冷却液の点検はエンジンオイルの点検と変わりません。

車の大事なオイル類は簡単に確認ができる様になっています。

初心者の方でも冷却液の点検ができますので、一度試しに行ってみてください。

こちらでは簡単な点検方法と点検を怠った場合、どういった事態に陥るのかなどを紹介しています。


冷却液の点検の仕方

点検自体は簡単です。

冷却液のリザーバータンクを見つければそれで終了したのも同然です。

初心者の方でも見つけるのはたやすいです。

まず最初に点検をする前に車が冷えているかどうか確認をしてください。

冷えてない状態で点検をすると火傷をする恐れもあります。

1.冷却液の温度を確認

確認方法は車の水温計を見て頂ければわかります。

水温計はスピードメーターの横にあるメーターです。

運転をしている最中は水平を指しているメーターです。
※車によってメーターがない事があります。特に軽自動車など。

水温計の針が最も下(C)を指した状態であることを確認してください。

確認ができたらボンネットを開けて点検を開始します。
※水温計が付いてない車の場合、車が止まってからどれほど時間が経ったか確認する。
エンジンルームを開けて熱い場合は触らない。冷めるまで待ちます。

2.冷却液の量を確認

冷却液が冷めたことが確認取れたらいよいよ点検に入ります。

冷却液の場所はサービスマニュアルに書かれていますので、そこで確認してください。

目視でも見つける事は可能です。

キャップの上に「冷却水」や「COOLANT」と記載がされています。

そこが冷却液のリザーバータンクとなります。

そちらのタンクの側面に線が2本引かれています。

バッテリー液を確認する時と一緒の様に書かれている物です。

この線の間に液が入っていれば正常です。

万が一線よりも下にある時は液が足りないことを指しています。

冷却液を補充してあげてください。

この時、補充用冷却液を使用するようにしてください。

通常の冷却液では濃度が濃くなってしまいますので、ご注意ください。

また、使用している冷却液も確認しておくといいでしょう。

入っている冷却液を合わせる様にしてください。

近年の車ではLCCよりもスーパーLCCと言われている物を入れている事が多いです。

※冷却液が少なくなっている事はどこかで漏れている可能性もあります。

冷却液を入れ終えてから3日後ぐらいにもう一度確認してください。

万が一量が減っているようでしたら漏れている可能性が大です。

ディーラーなどに出すことを検討してください。

3.冷却液の劣化の状況を見る

量を確認し終えたら次にオイルの色を確認します。

冷却液の色は基本的には緑色している事が多いです。
※車によって色は違ってきます。また、近年増えてきているスーパーLCCはピンクであることが多い。

決まった色はありませんが、共通している事は色が鮮やかである事です。

この色が白っぽくなっていたり、少し濁った色になっている場合は冷却液の劣化が始まっています。

冷却液を入れ替えるなど検討すると良いでしょう。
※冷却液の劣化が始まっている事は中で何か不具合を起こしているか、冷却液の濃度が薄くなったと考えられます。

できる事ならディーラーに出すことをおすすめします。

それ以外に冷却液の色が変わっている場合は要注意です。
※まったく違う色になっている場合

冷却路内でカビが発生している可能性があります。
もしくはサビがある可能性が高いです。

すぐにディーラーなどに出したほうが無難です。
ラジエーター自体が破損すると高い修理代が付きます。

以上が冷却液の点検方法と項目でした。

基本的には冷却液は約5万キロ~10万キロほど交換をしなくていいとされています。

長期使用が可能な液ですので、その液が異常をきたしている場合は何かあると思ってよいでしょう。

冬の対策

冬の対策は日常のメンテナンスの延長です。

冷却液の量、冷却液の色を見て異常がないか確認をしましょう。

万が一冷却液に水をあとから追加した経験がある場合は濃度が弱くなっているので、濃度を濃くするように補充してあげてください。

濃度が低い状態で寒い冬を迎えた時、冷却液が凍結をし、冷却路が破損、ウォータージャケット破壊されて、最悪ラジエーターが壊れることもあります。

ラジエーターが壊れれば車を動かすことはできなくなります。

冷却液の濃度は凍結のみならず、サビ防止剤にもなっていますので、濃度はきちんと守ってください。

冬だけでなく日ごろから車の点検はしておきたい所です。

ただ、日々行うのは大変だと思いますので、期間を決めてその期間になったら点検するようにルーティー化してあげるといいかもしれません。

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