車を売るときのクーリングオフについて

by Bryan Rosengrant

クーリングオフ制度とは、商品を購入した側(消費者)に適用される制度ですが、車を売るときにはどうなっているのでしょうか。


売却の際にはクーリーングオフは適用されない

クーリングオフ制度は消費者を守るための制度ですので、売却の際には適用されません。

自動車を売却する際の契約書にもクーリングオフが適用されていない旨は必ず記載されています。

はじめて車を売却する際、営業のセールスに負けてしまい、自分の気持ちがわからないまま車を売却してしまわないように気を付けましょう。

契約書に一度サインをしてしまった場合は契約が完了したことになります。

車を売却するときに中古車買い取り業者と車を売る方と売買契約を交わします。

車の売却の契約後、一定の期間を経過した後にキャンセルをすると契約違反となります。

車を売る側が一方的に車売却の契約を解除する場合には、中古車買い取り業者からキャンセル料(契約違約金)を請求される可能性があります。

中古車買い取り業者は、売買契約後すぐに店頭での販売やオークションへの出品準備にとりかかります。

そのため、中古車買い取り業者は契約を破棄することに難色を示す場合もあります。

また、すでに車が中古車買い取り業者のもとから離れてしまっている際には、車の売却のキャンセル自体不可能になってしまいます。

車を売却するときには、売買契約後のキャンセル等契約内容の変更はトラブルのもとです。

車を売却する前にもう一度、本当に車を売却してよいのかじっくり考えてから行動するようにしましょう。

契約書にサインをしてしまったけれど、車の売却をキャンセルしたい場合

車の売買契約の直後や手続きが行われていない場合、キャンセル料を請求しない中古車買い取り業者もあります。

JADRI(一般財団法人日本自動車流通研究会)に加盟している車買取査定業者がそれに該当します。

はじめての売却で不安な際は、車買取一括見積のサイトでJADRIに加盟している業者を選んで査定してもらうのも一つの方法です。

契約後のキャンセルは、車を売る側だけでなく、買い取り契約を結んだ中古車買い取り業者にも迷惑をかけてしまうことになります。

もう一度きちんと気持ちを整理して、納得したうえで契約を行いましょう。

  • 本当に車を売却しても良いのか?

  • 査定の価格で納得したうえで契約しているのか?

  • 契約書をきちんと読み、納得したうえでサインしているのか?

それでも不安な際は、中古車買い取り業者の営業の方に万一の際(契約のキャンセル等)の対応について説明してもらうと安心ですね。

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