改造車を買ってはいけない理由
中古車を探していると「改造車」をたまに見かけます。
すごく素敵にカスタマイズされていたり、ほかの車とは違った特徴もあったりと、少し興味を持ってしまいますよね。
しかし、中古の改造車を購入することはおすすめできません。
改造車を購入する際のメリットは?
自分でお金をかけなくても人とは違う車に乗れるので、改造車は魅力的に思えるかもしれません。
確かに、購入後に自分で改造しようと思ったらお金がかかってしまうので、気に入ったのであれば改造車を購入したほうがよい気がします。
実際に購入検討に入るまでに、どこまで改造されているかどうか確認しましょう。
スポーツタイプのマフラーの装着、インチアップされたアルミホール、ローダウンスプリングで車高を低くしてあったりと、車に詳しい方ならわかるかもしれません。
さらに、改造がエンジン内部まで行われていたり、シートの変更があったりと改造の内容も様々です。
もともと、車の知識が豊富で車を改造している方なら購入しても問題ないと思いますが、知識もないのにただの興味本位で購入することはおすすめできません。
改造車は車検に通らない場合がある
改造もアルミホイール程度であれば問題ありませんが、車検を通すためには保安基準適合品でないといけません。
アルミホイールでも、車のボディからはみ出している場合は車検に通りません。
車高を低くしているスプリングも、保安基準適合品でなければ車検は通りません。
また、バケットタイプのシートやスポーツマフラーも保安基準適合品でないと車検は通りません。
他とは違い、かっこよいと思い購入した中古車が、いざ車検を受けようとなった時になって始めて、保安基準適合品でないと気付いてしまったら、そこで高いお金を払うことになってしまいます。
エンジンを改造している車は素人では手に負えない
車の知識も乏しく、改造もしたことがない方が、エンジンまで改造している中古車を購入してしまうと、購入後に何かあった際は手に負えなくなってしまいます。
整備工場に点検を依頼するだけでもお金がかかってしまいます。
メンテナンスが難しい
車の知識がないのに、車高が低い車やマフラー、シートのメンテナンスは難しいでしょう。
いくら格好良く改造されている車であったとしても、購入後にきちんとメンテナンスしてあげなければ車はすぐにダメになってしまいます。
知識がないのであれば、最初から改造車を購入しないに越したことはありません。
売却時にデメリットになる
購入後、売却を検討している方にはおすすめできません。
中古車市場では、改造車の需要は少ないからです。
自然と査定額も下がってしまいます。
以上のことから、どんなにデザインが気に入ったとしても、素人が下手に改造車に手を出すことはお勧めできません。
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