高速道路の逆走車に遭遇したらあなたはどうしますか。

急ブレーキ、車線変更・・・などなど、いろいろな選択肢を思かもしれません。

いったいどれが正解なのでしょう。

私自身幸運なことにこのような経験はまだありません。

こんな時にとっさの対応ができるかどうかを考えたときに、果たして正しい処理ができるかと問われたらまず難しいと思います。

非常に恐ろしい状況なのは言うまでもありません。

過失は完璧に相手側にあるとはいえ、なるべく関わり合いを持たずに難なくスルーしたいものですよね。

そのためにも事前に知識をつけましょう。

明日は我が身です・・・。

もし事故に会う前に読まれていたのならあなたはラッキーですよ。

なぜ逆走が起こるのか

NEXCO西日本管内で逆走原因が解明できた案件や事例(H15～19年)を調べると、そのなかの75パーセントが高速道路や専用通路の本線上やIC(インターチェンジ)二か所で頻発しているということが分かったのです。

75パーセントとはかなり高い数字ですよね、驚きです。

また、原因の一つとして、ドライバーの高齢化ということがあげられます。

事故を起こしたドライバーの年齢層を調べてみると、65歳以上の方が45パーセント以上、75歳以上が30パーセントを占めているのです。

とても多い数字だと思いませんか。

高齢社会がますます深刻化している昨今このようなところにもしわ寄せがきているのですね。

しかし、予防策はあるはずです。

逆走してしまった場合の注意するポイント

逆走してしまった人の気持ちになってみましょう。

「進行方向ミスった・・・。」

「今のICで出なくちゃいけなかったんだ・・・」

高速道路という普段利用しない方や慣れていない方でしたら一瞬パニックであわててしまいますよね。

そのとき急いで戻ってUターンしようと逆方向に走行しようとします。

そうなるとどうなってしまうのでしょうか。

普通は左側の走行車線を走りますよね。

多くの逆走車はその右側の追い越し車線を走ってしまうのです。

こうならないように、進行方向を間違えたときやICを通過してしまったときも焦ることなく、次のICから降りてください。

万が一逆走してしまった際にはすぐに路肩に止まってください。

そのあとに非常電話もしくは道路緊急ダイヤル♯9910に電話して、道路管理者に報告してください。

つぎは逆走車に出くわした時の注意点です。

高速道路を走っていると想定してください。

不意に逆走車が向かってきました。

はい、この逆走車を認識してから近づくまでの時間はどれくらいなのでしょう。

お互いに走っているため想像しているよりもわずかの時間で逆走車が接近してくるでしょう

それゆえ瞬時に判断しなくてはいけないです、非常に難しい話ですが。

ハンドルを急にきるのはスピン事故や他の走行車との事故という大規模な二次災害を招きかねません。

(責任の所在は明らかに逆走車だとは思いますが・・・。)

日ごろからどんなことが起こるかわからないということを前提にドライバーは運転しなくてはいけないのです。

このような緊急時に最善策を取れるよう正しい運転をしましょう。

また、上述のように逆走車は追い越し車線を走ってくるパターンが非常に多いです。

ですから、追い越し車線は追い越し時でしか使わないように心掛けてください。

道路管理者の工夫

いくらドライバーに注意喚起をしたところで事故がなくなるということはあり得ませんよね。

ICやサービスエリアに侵入禁を示す標識を設置、進行方向をドライバーに知らせる矢印が道路の路面に表示するなど、さまざまな取り組みをしています。

また、逆走車が走った場合に逆走を警告する「逆走防止装置」の普及も進んでいます。

情報版にも逆走車の存在を知らせるようになっています。

逆走する側、される側の双方ともまずは焦らないということが第一ですね。

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