車の下取りと買取りはどちらが得なのか教えます!

車の買取りと下取り

中古車の買取価格には、「下取り価格」と「買取り価格」があります。

どちらがお得なのか気になる方も多いと思いますので、両者の違いについて簡単に説明したいと思います。


下取り価格

下取り価格とは、車販売店で今乗っている車を売却して、新しい車を買う事を前提とした、車の売却価格になります。

この価格は、中古車の相場を反映したものではなく、車販売店が自由に決めているのが現状です。

そのため、新しく買う車の割引額の調整として使われる場合が多いです。

買取り価格

買取り価格は、中古車市場(オークション市場)の価格から、買取り店の利益を引いた価格となります。

中古車市場では、車の型番や年式、走行距離が決まれば大体の価格は決まってきます。

「買取り価格」は、店によって価格が大きく異なる「下取り価格」と比べて、市場に見合った適正価格から算出される価格のため、価格のバラツキは少ないものとなっています。

下取りと買取りはどちらが得なのか

今まで車を売却する方法として一般的だったのが、「下取り」による方法です。

中古車の流通が発達していなかった頃は、車を購入した店で下取りしてもらうことが一般的でした。

販売店は、あえて車を高値で下取りすることによって、顧客を繋ぎ止める効果も期待していました。

新しい車を購入して、今乗っている車を高値で下取ってくれると、なんだか得した気分になりますよね。

しかし、これにはカラクリがあって、あえて高値で下取った代わりに、新しく購入する車の値引き額を押さえているのです。

要するに、ごまかしていると言っても過言ではないのです。

一方、最近では、中古車流通市場の成熟にともなって、中古車買取り店で買い取ってもらう方法が一般的になってきました。

買取り価格は、車を査定することによって決められます。

中古車の査定は、自動車査定協会が定めた「中古車査定基準」に従って行われて、査定の時間は、5〜10分程度となっています。

カーチェックシート
カーチェックシート source: JAAI

以外と短時間だなと思われるかもしれませんが、逆にそれだけの時間で見れる範囲だけで査定をしていると言えます。

基本的に査定は、マイナス評価でなされます。

つまり、基準価格からキズや故障箇所を引いて価格が決定されるのです。

一方、プラス評価される点としては、下記が挙げられます。

  • 定期点検がきちんとされている
  • 次の車検までの期間が長い

こうして、算出された査定額は、プロの査定士によってなされたものであるので、だいたい市場価格と一致しています。

あとは、買取り店の利益を考慮されて最終的な買取り価格が決定されます。

つまり、複数の買取り店の買取り価格を調べれば、最高額で売れる可能性も上がるというわけです。

以上のことから、下取りと買取りでは、買取りの方がお得になると言えそうですね。

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