車が冠水したときの対処法
もしも冠水、浸水してしまったら。
皆さん、車は最高でどれくらいの水位なら走行できると思いますか?
ナンバープレートまで?それともヘッドライトまででしょうか?
実際のところ、正確に答えるとなるとなかなか曖昧だと思います。
どれくらいかと言いますと、乗用車の場合は、「水面が車両の床面に浸からないところまで」とされています。
どうですか、思っている以上に余裕がないということがわかると思います。
ところで、オフロードを走る目的で作られた車、例えばRV車やSUVなどがありますね。
種類にもよりますが、これらは悪路の走行も視野に入れて設計されているのでそこまで気にする必要はないです。
こういった点が流行する要因の一つだと個人的に感じます。
しかしながら、乗用車は上に記した通り、気にすればシビアな条件でしょう。
確かに、ゲリラ豪雨などに遭ってしまった場合も走行はできることはできます。
ある程度の浸水には耐えられる、とは言いつつも、故障のリスクは避けて通ることはできないでしょう。
ですから道路が冠水してしまっている状態での走行は最新の注意を払う必要があります。
立体交差道路や舗装されていない田舎道などの、地面の高低差があるところは天候を見て判断してください。
事前にそういった点を確認しておく、というのがリスク回避をするうえでの最善の策です。
水たまりは一見すると浅いようにみえるのですが、いざ通ってみると思いのほか深かった、というのは子供時代にも経験済みだと思います。
通ってみなければわからない、もしくは判断が難しいと思った場合は、無理せずに違う道を通りましょう。
・・・と言いつつも時間や色々と余裕がない場合はあると思います。
しかし、エンジンの吸気口に水が入ってしまった、排気管が水でふさがって機能しなくなった、となるとかなり大規模の修理が必要となります。
車が故障してしまえば元も子もありません。
とにかく「急がば回れ」の精神を忘れずにいてくださいね。
浸水してしまった場合は?
どんなに注意をしてもリスクゼロは不可能です。
ここからは万が一浸水してしまった場合の話をします。
ゲリラ豪雨や台風の季節などでのどしゃ降りを想像してください。
その途中での浸水の場面です。
まずはできるだけすぐに車を止めましょう。
それからエンジンを止めてください。
車はこれ以上使えないのでそこから避難経路を考えましょう。
この後車を出るわけですが、いきなり出るのは危険ですので、足を水につけてみて自分がいるところの水位を確認してみましょう。
もし先に進むとだんだん深くなっていくこともあるので、ゆっくりと確認してきた方向とは逆の方向を戻るようにして進んでください。
水たまりが濁っている場合は当然注意が必要です。
マンホールが開いている可能性が無きにしも非ずということでして、二次災害的危険を想定しながら、一歩一歩確認するようにゆっくりと進んでいきましょう。
避難の要領はつかめて頂けたと思います。
ここからは雨が止んだという想定です。
車は浸水しています。
重要なのは、水が引くまで放置しておくことです。
なぜなら、そのまま乗り込みエンジンをかけると、車が故障する可能性もあり、最悪の場合感電してしまうということもあります。
と、ありとあらゆる危険要因が待ち受けているのです。
こういう場合はJAFのロードサービスや車の販売店にすぐさま連絡するというのがスマートな選択です。
まとめ
豪雨は日本全国あります。
気に掛けることは必要ですが、浸水・冠水を考えすぎてナーバスになる必要はありません。
むしろ違う事故につながりますね。
危険だな、と感じたら違う道を選ぶ、無理はしない、というのを頭に入れておいてください。
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