車検と定期点検の違いをチェックしよう
車検と定期点検の違いって何でしょうか?
あんまりよく分からないけど…どっちも同じようなものだと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、両者の違いについて解説したいと思います。
車検とは
「車検」は正式には、「自動車検査登録制度」と言います。
これは、自動車や自動二輪車(250cc以上)に対して、国が定期的に行う検査のことです。
新車登録より36ヶ月(以降24ヶ月毎)に行います。
車検の目的は、自動車の安全・保安基準の適合性のチェックしたり、税金の回収や公害対策などを目的として実施されています。
特定の基準値をクリアできれば合格となります。(不合格であれば、公道を走ることはできません。)
新車登録の時を除けば、定期点検の期間と同じなので、車検の時に一緒に定期点検を行う方が多いです。
車検の料金は、税金と自賠責保険料ですが、定期点検も一緒に行うとその分の料金も加算されることになります。
車検の料金がやけに高いなと思ったら定期点検での修理料金も発生している場合があるので、チェックしてみて下さいね。
法定点検(定期点検、定期点検整備)とは
「定期点検」は法令によって義務付けられた点検になります。(ただし、罰則規定はありません。)
自動車の故障を未然に防ぎ、安全性と性能を維持することを目的に行われています。
定期点検は内部の部品を取り外してチェックしたり、テスターによる排ガス状態をチェックしたりします。
点検には専門的な知識・テクニックが必要なため、認定整備工場や指定整備工場のプロに依頼して行います。(分解整備事業者以外の者が車の分解整備を行うことは認められていません。)
定期点検を実施した際には、作業内容が記載された「点検整備記録簿」が作成されます。
この点検整備記録簿は、車検を受けるときに必要となる書類になります。
定期点検には、12ヶ月毎に行う「12ヶ月点検」と、新車登録より36ヶ月(以降24ヶ月毎)に行う「24ヶ月点検」があります。
12ヶ月点検
source: toyota
24ヶ月点検
source: toyota
車検と定期点検の違いのまとめ
目的 | 期間 | |||
車検 | 排ガス検査による公害防止。 自動車の安全・保安基準の適合性のチェック。 税金の回収と強制保険の継続。 |
新車登録より36ヶ月(以降24ヶ月毎) | ||
点検 | 法定点検(定期点検(整備)) | 12ヶ月点検 | 自動車の故障を未然に防ぎ、安全性と性能を維持するため、12ヶ月毎に行う法令で定められた点検。 | 12ヶ月 |
24ヶ月点検 | 自動車の故障を未然に防ぎ、安全性と性能を維持するため、新車登録より36ヶ月(以降24ヶ月毎)に行う法令で定められた点検。 | 新車登録より36ヶ月(以降24ヶ月毎) | ||
自主点検 | 車の所有者が自らの日常的に点検すること。 |
車検は車の安全性や環境保安の観点から実施されるものですが、車検をパスしたからと言って、その後の安全性が確保されるわけではありません。
なぜなら、車検は整備や修理・補修を目的として実施されるものではないからです。(合否判定をするだけ)
極端な話、車検日に基準値を満たして合格さえすれば、翌日に故障しても合格は合格なのです。
定期点検には罰則規定がないから受けなくてもいいやと思っている人がいますが、それは間違いです。
きちんと受けていた方が車は断然長持ちしますし、売却の査定には必ずプラスになります。
何よりも、定期点検を受けていれば、故障や事故のリスクを軽減でき、安心・安全なマイカー生活を楽しむことができます。
定期点検は毎回欠かさず受けましょう。
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