ガス欠による様々なダメージとエンジントラブル
自動車の燃料関係の部品は、燃料が満たされている状態が正常に作動する前提ですので、走行中に燃料が切れてしまう(ガス欠)は、エンジンのほかにもさまざまなダメージがあります。
燃料の部品
燃料は、フィルターフィラーからポンプに至、タンクからリターンパイプ、フィードパイプ、プレッシャーレギュレーター、ペーパーパイプ、デリバリーポンプ、パイプからインジェクター、チャコールキャニスターと伝わってエンジンへ噴射されます。
ガス欠はこれら全ての部品に影響し、エンジンやモーターにも影響し、各種部品の寿命が短くなる可能性があります。
燃料ポンプ(モーター)
燃料タンクからエンジンに必要な燃料を供給する役割を担い、エンジンが稼働している間は、常に燃料ポンプのモーターは高速で回転しているため、モーターの潤滑と冷却には、燃料に含まれている油分を利用しています。
ガス欠を繰り返すと燃料ポンプが空転して、モーターの潤滑性が失われてしまうために摩擦熱や摩耗による故障してしまいます。
インジェクター
シリンダー内に直接燃料を噴射する直噴エンジンは、シリンダー頂点の燃焼温度が最も高温となるためインジェクターの先端ノズルの潤滑が失われ損傷します。
スターターモーターやバッテリー
ガス欠時には燃料のパイプラインからもガソリンがなくなるため、給油してスターターモーターを回してもガソリンはすぐには行き渡らず、スターターを多く回すことになり、スターターやバッテリーに負担を与えてしまいます。
特にディーゼルエンジンではパイプラインの中にある燃料が空になると、ライン内に空気が入ってしまい、ノズルは燃料の吸い上げを阻害します。
空気が混入したままでは、インジェクションポンプやインジェクションノズルに悪影響がを及ぼすので、ラインの空気抜きが必要となり、専門知識と技術が必要ですので、専門の整備工場などへの救援要請が必要になります。
急激な燃費の悪化
ガソリン臭など異常があった場合は、燃料タンクやパイプ類などの劣化や損傷により燃料漏れした場合は引火爆発のおそれが有り危険です。
即時停車し周囲の安全を確認して自動車から離れ消防などに連絡あるいは救援要請を行います。
燃料の入れ違い
ガソリン車に軽油を入れると、軽油とガソリンが混じった燃料が供給されることになり、エンジンの出力が下がって加速が鈍くなり、黒鉛の排出やアイドリングにも異常が出て、やがてエンジンストップになります。
ディーゼル車にガソリンを入れても白煙の排出からエンジンストップして、噴射ノズルや燃料ポンプの交換となることもあります。
ハイオク仕様車にレギュラーガソリンを入れた場合はエンジンパワーが落ちるなどのトラブルになります。
いずれも燃料の入れ違いに気づいたら、エンジンを始動する前に燃料を入れ替えれば、影響は少なく済みます。
燃料以外
エンジンが始動しない場合、水温センサーの故障、点火プラグ燃料噴射装置のトラブル等が考えられますが、燃料不足でもエンジンが始動しないこともあります。
燃料が不足していなければ装置の故障ですのでと思われますので、販売店や整備工場で点検整備修理部品交換ということになります。
また、走行時のガス欠の場合エンジンブレーキがかかったりブレーキやステアリングがエンストによって重くなり動作不能、制御不能も起こることがあります。
警告灯が点灯したら、自動車の種類や走行条件などにより違いはありますが残量5ℓ=50km未満くらいと捉え速やかに給油しましょう。
電気自動車
EV(電気自動車)の場合は、バッテリーが空の状態で長期放置すると、バッテリーが早期に劣化してしまう恐れもあります。
バッテリー充電回数は少ないほうが寿命が延びますが充電しすぎても悪影響がありますので、取扱説明書に沿った使用法を守るようにしましょう。
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