前後左右の車高が揃っているかチェックしよう

中古車を購入する前のチェックポイントとして「前後左右の車高の高さが揃っていること」も大切です。

車高が前後左右違う車なんて売ってないでしょうと思う方もいるかもしれませんが、よくよくチェックしておかないと微妙なバランスの違いを見落としてしまうかもしれません。

車高が揃っているかどうか、車全体を見渡し、運転席に座り、ハンドルがまっすぐかどうかをきちんと確認しましょう。

ここでは、前後左右の車高の違いによる原因やトラブルをご紹介します。

この記事の目次

前後左右の車高が揃っていない原因はいろいろ考えられますが、一般的に下記の理由があげられます。

意図的に車高を変えている場合を除いては、走行距離や経年劣化によるもの、人為的なミスが考えられます。

車の走行のため自然と空気圧が異なってきた場合や、パンク修理の際に空気圧を高めにしてそのまま使用し続けていたためなど様々な理由があります。

空気圧が違うまま走行し続けると、タイヤの摩耗状況にも影響してきます。

空気圧の違いは計測器をを使えばだれでも簡単に確認することができます。

計測方法が不明な場合は、販売店のスタッフに確認しましょう。

以前のオーナーさんが部品の交換をディーラーさん等に依頼した際に微妙に車高にずれが生じている場合が考えられます。

また、車をいじるのが好きな方であれば自分で交換している可能性もあります。

事故修理の際に、パーツを交換したりすると車高が違っている可能性があります。

フレーム部分や車軸が損傷した場合は、歪みを完全に取り除くことはできません。

その歪みが車高の違いとして現れる場合があります。

車好きな方の中には、車の見栄えを良くするために、車高を低くしている場合があります。

車高が低いと走行が安定しやすく、車の見栄えはよくなりますが、車高のずれの原因にもなります。

■車高が揃っていない場合のトラブル

車高が前後左右で異なる場合の考えられるトラブルや症状をご紹介します。

車高にズレが生じている状態で走行を続けると、車の車軸に歪み力が付加され続けることになります。

最悪の場合、走行不能と言った深刻なトラブルへと発展する可能性もあります。

当然ですが、車高が微妙に異なるため乗り心地に影響してきます。

ハンドルがまっすぐでない、体がどちらかに傾く等不快に感じることがあるかもしれません。

タイヤの空気圧が異なる場合や、車体のどこか1カ所に負担がかかってしまう場合はタイヤの摩耗状態が異なってくることがあります。

車体の微妙なずれが原因で、機械にトラブルが生じ、車体から異音が発生することがあります。

車高のずれが原因で、後々オイル漏れのトラブルが生じることがあります。

このように、車高の小さなずれを見逃すと、購入後にトラブルが発生してしまう可能性があります。

前後左右の車高が揃っているかどうかきちんとチェックしましょう。