すぐできる!日常点検のチェックポイント!
ドライバーが、安全で快適なカーライフを送るために重要になってくるのが自身で行う日常点検です。
自動車の点検には「車検」、「定期点検」、「日常点検」の3つが挙げられますが、法的拘束力のある車検を除く2つに関してはドライバーの努力義務によって行われるため、実際に点検を行っているドライバーは40%程度にとどまっています。
さらに日常点検のみの話をすると、点検を日頃から行っているドライバー10%と著しく低い水準となっています。
この数字はドライバー自身の安全意識の低さを示しており、意識改革が急務となっています。
この記事の目次
日常点検のポイント①エンジンルーム
エンジンルームの日常点検で行うことは液モノのチェックです。
液モノには5種類あり、ブレーキ液・バッテリー液・エンジンオイル・冷却水・ウィンドウォッシャー液があります。
日常点検の際には、この5種類の液モノの液量が適量であるかどうかの確認と、汚れの確認をします。
液量が少なければ、適量になるまで液を追加し、汚れが目立てば交換の必要性があります。
要Check!
ボンネットを開ける時には完全にエンジンが冷え切ってから開けましょう。
エンジンルームの点検はエンジン始動前が理想的です。
日常点検のポイント②自動車まわりの点検
タイヤの空気圧
自動車まわりで点検箇所は、まずタイヤの空気圧です。
適正な空気圧は車種によって違いますが、運転席のドアを開けた部分にあります。
空気圧が低くなっている場合、エアゲージで空気圧の点検をします。
空気圧のチェックは必ずタイヤが冷えた状態での時に行いましょう。
タイヤの亀裂
タイヤの側面(サイドウォール)に亀裂がある場合、側面の強度は弱いのでバーストの危険性があります。
片側に亀裂があり、交換の必要性が出た場合には走行バランスを保持するため両方のタイヤ交換が必要です。
タイヤの摩耗
走行距離などにもよりますが、タイヤにスリップサインが出てきた場合は交換が必要です。
*スリップサインのマークは、三角形のようなマークですのですぐに分かります。
ライト類
ヘッドライトは正面から目視し、いつもより暗いと感じればランプの交換時期です。
バックライトとブレーキランプは、家族に確認してもらうと良いでしょう。
要Check!
「球切れぐらい」と安易な考えを持っているドライバーは要注意。
球切れのまま走行すると、整備不良車となり罰金が課せられます。
球切れがある場合は早目に交換しましょう。
日常点検のポイント③運転席
パーキングブレーキレバー
運転席にまわって、パーキングブレーキを完全に戻してから引き、カチカチ音の回数点検します。
その後レバーがロックすることを点検します。
エンジン
エンジンに異音がなく、始動がスムーズであれば問題ありません。
ブレーキペダル
ブレーキを踏み込んだ時に、床板との隙間があるかを見ます。
隙間が少ない時は、ブレーキ液の漏れや空気混入の恐れがあります。
ワイパー
ワイパーの払拭が良好かどうかを見ます。
払拭不良がある場合は、ウォッシャー液が不足しているかワイパーゴムがヘタれている可能性があります。
おわりに
平成22年度に自動車事故報告規則(昭和26年運輸省令第104号)に 基づき、自動車運送事業者等から国土交通省に報告された車両火災や死亡 等の事故件数は、5,650 件であった。
このうち、車両の故障に起因する事 故件数は 2,384 件あり、中でも社会的な影響や反響が大きな車両火災は 94 件であった。
この 94 件について故障個所別に見ると、「制動装置不良」26 件、「タイヤ不良」18 件、「原動機不良」11 件、「車輪・車軸不良」10 件、 「電気装置不良」10 件であった(表1)。
ただし、「タイヤ不良」については、ほとんどが日常点検の不備によるものであり、長期使用に伴う対策が特別に求められるようなものではないことがわかっている。
source: 国土交通省「ホイール、ベアリングの整備不足による車両不具合について」より一部抜粋
このように適正な頻度での日常点検と、それに伴う適切な整備を行わなかったことに起因する事故が多数発生いることが分かります。
その多くは、日常点検及び定期点検を適正に行っていれば防げた事故なのです。
私達ドライバーは、こういった未然に防げる事故を起こさないためにも、日常点検に対する意識の向上を図っていくべきなのです。
-
車を高く売る方法
私が愛車のフィットを一括査定を使って査定依頼してみたら、21万6000円も高く売れました!
1秒で最高額の査定結果をスグに知ることができます!
-
車を超高く売る方法
私が愛車のプリウスを一括査定を使って査定依頼してみたら、32万5000円も高く売れました!
スグに最高額の査定結果を知ることができます!
-
安い保険に入る方法
私が自動車保険に入る時に一括見積もりしてみたら、23万8900円も安くなりました!
5分で一番安い自動車保険をスグに知ることができます!