電気自動車のバッテリー上がりの対処法（EV,HV,PHV）

電気モーターを動力源とする自動車は普及してきましたが、通常二つのバッテリーを搭載しており、一つは車の走行用モーターに電力を供給するモーター駆動用バッテリー、一つは補機類用バッテリー（ガソリン車など同様）であり、車全体のシステム起動に使用されます。

※通常の12Vバッテリーの他に最大６００VのHVバッテリーを搭載しており、モーター駆動用バッテリーが上がってしまった場合は、電圧がとても高く危険ですので救援要請しましょう。

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車両一例（他多数有）	走行距離ｋｍ	電池容量ｋｗｈ	地域	設置数
日産LEAF	228	24	北海道･東北	３８１
三菱outlander	60.2	12	関東	８７２
日産eNV200	185-190	24	中部	３７５
Tesla Model S	390-502	60-85	北陸	１５２
三菱i-MiEV	120-180	10.5-16	関西	３９４
MINICAB-MiEV	100-150	10.5-16.0	中国	２４３
MINICABトラック	110	10.5	四国	８３
Kia Soul EV	254	27	九州･沖縄	３１９
トヨタeQ	100	12	全国合計	2819

補機類用バッテリーが上がってしまうとモーター駆動用バッテリーに問題がなくてもシステム機動ができないため走行出来ません。

補機類用バッテリーが上がってしまった場合であればジャンピングスタートの方法で対応でき、ガソリン車同様、救援車からブースターケーブルを使用してシステム起動して走行が可能になります。

ケーブルは1.上がった車のプラス端子→2.救援車のプラス端子→3.救援車のマイナス端子→4.上がった車のマイナス（端子ではなくエンジンの金属部分）に固定して充電します。

電動輸送機器の略号であり電気自動車と狭義ではといわれ、二次電池式（リチウムイオン電池）を装備し、車体に電気プラグをつないで充電される電池を電源として、電動機を回転駆動します。

ガソリンスタンドやエコステーションなどの専用補充設備でなくても、一般家庭の100V電源でも充電可能です。

エネルギー効率は高く、内燃機関、クラッチ、変速機などが不要のためパッケージング制約が少ないく、回生ブレーキ運動エネルギーを再び電力に変換して貯留するのでアイドリングはありません。

電動機は駆動力と制動力の双方を生み出し、電子制御で高性能のトラクションコントロールとABSを容易に実現します。

燃料エンジンと電気モーターを併設した自動車であり、エンジンと電気モーターが装備されエンジンのみ、モーターのみ、あるいはエンジンとモーターを同時に使用して走行が可能で、発電と駆動の方法により、シリーズ式、パラレル式、スプリット式に分けられます。

シリーズ方式は直列方式であり、エンジンを発電のみに使用しモーターを車軸の駆動と回生のみに使用し、エンジンで発電した電気をインバーターからバッテリーに送り、バッテリーからインバーターを通じてモーターに通電し駆動する自動車です。

エンジンの燃料を補給することで発電し続けるため走行距離が延伸し、バッテリー残量に余裕があれば、エンジンを止めモーター飲みでの走行も可能です。

パラレル方式は並列方式であり複数の動力源を車輪の駆動に使用し、エンジンからも変速機からも発電機とモーターに通電しインバーターを通じてバッテリーからインバーター→発電機、モーターからエンジンや変速機へと給電されます。

スプリット方式は、動力分割にプラネタリーギアを使用し、エンジンから動力分割機械→発電機→シャフト→インバーター→バッテリー→発電機→インバーター→バッテリー通電駆動します。

コンセントからプラグを使用して充電したモーターで駆動し、航続距離を内燃機関（エンジン）で補助するプラグインは、EVとHVのいいとこ取りを目指したものと言えます。